栃木県塩谷町にある佐貫石仏は、高さ64mに及ぶ大岩を一望できる観光スポット。
大日如来座像が刻まれている石仏は、「弘法大師空海」が一夜で彫ったと逸話も現代に伝えられています。
石仏の中でも、”岩肌に彫刻された仏像や仏教関連の彫刻”である磨崖仏(まがいぶつ)に分類されている佐貫石仏。
石仏の上部には、貴重な宝物が納められた奥の院大悲窟があり、62年ごとに開帳されるそう。
また1926年に国指定史跡に指定されたスポットとしても知られています。
今回訪れたのは2024年4月10日。
ちょうど桜がきれいな時期で、佐貫石仏と周辺に咲き誇る桜を一緒に撮影できました。
駐車場
佐貫石仏の駐車場は、佐貫石仏の西側に約5台程のスペースがあります。
ちょうど木陰になっていたので、涼しくて快適でした。
また駐車場の奥には公衆トイレ、その向かいには佐貫ダムがあります。
佐貫石仏の様子
駐車場から約1分程歩くと、そびえ立つ大きな佐貫石仏が見えてきます。
大日如来座像のサイズは、高さ約18,2m、横幅は約1,64m。
顔の長さだけでも、約3mもあるそうで、近くで見ると想像以上に迫力がありました。
石仏のどこに大日如来座像が彫られているのか、最初は少しわかりにくいと思いますが、敷地内にある看板左側の写真と照らし合わせて見ると、非常に見つけやすくなります。
大岩の下部に、顔が見えるのがわかりますでしょうか。
佐貫石仏の東側にある大きな岩。
佐貫石仏が大きすぎて小さく見えますが、この岩も10m程あるのではないでしょうか。
岩の先には洞窟があり、中には小さな祠がありました。
石が絶妙なバランスで積み重ねられています。
敷地内のベンチは、大日如来座像を眺めるのにおすすめのスポット。
ベンチから写真を撮る編集長。
佐貫観音院
佐貫石仏の周辺には、佐貫観音院という趣ある神社があります。
聖観世音菩薩・石碑
佐貫観音院の隣には、聖観世音菩薩と石碑。
大きな聖観世音菩薩。
佐貫観音を開山した藤原富正供養塔建立の由来が記されている石碑。
白龍洞
最後に、佐貫石仏の西側にある洞窟「白龍洞」へ向かいます。
中はひんやりとした空気が流れ、少し肌寒く感じました。
お堂は正面から見ると、木彫りの龍や柱の模様など、細かい細工が施されているのが分かります。
弘法大師空海や、奉納された石像が並びます。
写真左側の赤い布を纏った石像が、弘法大師空海です。
弟子が掘ったと伝えられている石仏
佐貫石仏の一部には、弟子が彫ったと言われている小さな石仏が描かれているので、ぜひ探してみてください。
ミニ石仏のなんとも言えない表情が、とても可愛らしいですね。
以上、塩谷町にある佐貫石仏のご紹介でした。
基本情報
住所
- 栃木県塩谷郡塩谷町佐貫
アクセス
- 宇都宮ICから車で約30分
駐車場
- あり(約5台)
電話番号
- 0287-45-2211(塩谷町役場産業振興課)
営業時間
- −
定休日
- なし
参考価格
- 無料
決済方法
- −
Webサイト
SNS
- −
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