栃木県塩谷町にある「ほたるの里の食彩処 思源(以下、思源)」は、名水百選に認定される「尚仁沢湧水」をはじめ、
地元の食材をメインに使用した和食をベースにした定食類を楽しめるお店。
自家焙煎のスペシャルティコーヒーやオーガニック紅茶、手作りスイーツも思源の魅力で、デザート類も絶品でした!
また化学調味料を使わない体に優しい料理がいただけるので、健康に気を使っている方にもおすすめしたいお店です。
お店はご家族で運営されているそうで、今回伺った際はお母様と娘さんのお二人で調理から配膳まで行っており、
お兄さんは「道の駅 湧水の郷しおや」で「山翡翠珈琲(ヤマセミコーヒー)」というカフェの運営もしているそう。
また配膳の際や食後に、店員さんがいろいろと料理について、ご説明してくださいましたので、
今回は、店員さんから伺ったことも加えて、思源のメニューや頂いた食事についてご紹介します!
アクセスと外観
思源がある塩谷町は、宇都宮市の北部、日光エリアと那須エリアの中間あたりにあります。
今回は宇都宮市から向かい40分以内で到着したので、宇都宮からのアクセスも良好!
平仮名で「しげん」と書かれた、橙色の看板が目印です。
こちらが思源の外観です。のれんの和柄が綺麗。
筆文字で書かれた店先の看板も素敵な雰囲気。
今回伺ったのは平日の11時45分頃でしたが、お店の前にある10台ほどの駐車場には、すでに先客がたくさん!
この日は男性のお客様がほとんどでしたが、普段はご家族連れやカップル、女性グループも多いそうです。
男性女性関係なく、入りやすいお店だという裏返しですね。
メニュー
思源のメニューは、お食事メニューとデザート・ドリンクメニューに分けられています。
お食事メニューは「小鉢御膳」をはじめ「角煮定食」や「地鶏のからあげ定食」、
「鴨うどん定食」、「しげん特製カレー」など、魅力的なメニューがたくさんで、どれにしようか迷います。
こちらが思源のデザート・ドリンクメニュー。
この日のデザートは2種類で、「牛乳豆富」と「平飼有精卵のシフォンケーキ」から選択できる形でした。
ドリンクは「自家焙煎コーヒー」をはじめ「オーガニック紅茶」や「矢板産100%りんごジュース」も!
他のお客様が注文されてたフライの香りと揚げる音で、揚げ物も惹かれましたが、
今回はお食事メニューから「小鉢御膳」と「とろける豚の角煮定食」、
デザート・ドリンクメニューから、「自家焙煎コーヒーと本日の手作りデザートset」に決めました。
また思源では席に案内後、「ほうじ茶」を持ってきてくださいます。
香りの良いほうじ茶でほっと一息つきながら、お料理が出来上がるのを楽しみに待ちました。
ちなみに飲み物は、2杯目以降はセルフでお水かお茶をいただけます。
小鉢御膳
最初に運ばれてきたのが、甘みの強い野菜とドレッシングも美味しいサラダ!
箸袋は温かみのある色味で、可愛らしいデザイン。
その後、たくさんの小鉢が乗せられた御膳が到着。本日の小鉢は5種類。
地元のほうれん草を使った煮浸し
ほうれん草のえぐみが全くなく、甘くて美味しい!味付けは出汁がしっかりしてるので満足感があります。
沖縄産もずく酢
こんな太くて歯ごたえの良いもずくは初めて食べました。酸っぱすぎないタレも美味!
平飼い有精卵のだし巻き玉子
一口食べると、たっぷり入ったお出汁が、ジュワーっと口の中に広がるだし巻き玉子。
お箸で切らずに、そのままかぶりついていただきたいくらい。
ちなみに鶏舎内で極力ストレスをかけずに育てた「平飼い有精卵」を使用しているので、
卵自体の味がしっかりしていて、栄養価も高いのだそう!
地鶏の唐揚げ
地鶏の唐揚げは、弾力のある肉質が特徴で、山椒塩でいただくことでより地鶏の旨みを感じられます。
衣の付き具合も、揚げ具合も絶妙でした!
胡桃豆富
もっちりとした食感と、濃厚な味わいが癖になる胡桃豆富。
胡桃と胡麻を合わせて作られているそうで、とても香りがよく、ワサビとの相性も◎
その他、羽釜で炊いた地元のお米と海苔のお味噌汁、お漬物がついた御膳です。
内容は日によって変わるそうなので、次回は何がいただけるのか楽しみになりますね!
とろける豚の角煮定食
お次はこちら、とろける豚の角煮定食。
ご飯やお味噌汁、サラダはもちろん、小鉢御膳にも乗っていたほうれん草の煮浸しやお漬物までセットなのが嬉しい!
そして大ぶりな豚の角煮には白髪ネギが添えてあり、見栄えも素敵に盛り付けられています。
お箸で簡単に切ることができ、メニュー名を裏切らない、口の中で”とろける”角煮で、ご飯が進む!
しっかり盛られたご飯ですが、おかわりしたいくらい。
平飼有精卵のシフォンケーキ
こちらが思源の手作りデザート、バナナ風味の平飼有精卵のシフォンケーキ。
シフォンケーキの下にはチョコが塗られているので、チョコバナナ味も楽しめます!
また添えられているフルーツは自家栽培で季節ごとに変わるそうで、夏には大粒のブルーベリーが採れるとか。
飲み物は、手回しの焙煎釜でお兄さんが焙煎したスペシャルティコーヒー。
今回は、東アフリカにあるルワンダの豆で、雑味がなくスッキリとしていて、とても飲みやすいコーヒーでした。
店内にはベージュ系の色味をした、たくさんの生豆。
これらをじっくりと焙煎すると、よく見る褐色のコーヒー豆になります。
牛乳豆富
こちらが思源の名物デザート、栃木県産の生乳を使用した牛乳豆富。
上には塩谷町産のきなこが振りかけられ、いちごとミントのトッピングまで。
またプラス100円でオーガニック紅茶に変更できるので、牛乳豆富の方はオーガニック紅茶に変更!
紅茶はマイティーリーフというアメリカ産のもので、飲食店にはあまり卸すことがないそうなのですが、
思源ではご縁があって卸してもらえることになったとか!
紅茶は複数ラインナップされており、爽やかな酸味のワイルドベリーとハイビスカスのオーガニックティーをチョイス。
紅茶は運ばれてきた段階で、すでに芳醇なワイルドベリーとハイビスカスの香り。
とても爽やかな香りと味わいの紅茶で食後の口をリセットし、いざ牛乳豆富へ!
びよ〜んと伸びる牛乳豆富の秘密は、葛餅の原料である葛粉が、牛乳豆富に練り込んであるからだそう。
葛餅のもちもち感ときなこのまろやかな風味、生乳のほのかな甘みで、食感も香りも味わいも一度に楽しめました。
店内の様子
以前はお寿司屋さんだった店舗を改装して作られたという思源。
落ち着いた雰囲気を感じる畳の座敷や、つるし飾りなど、ところどころに和の名残が感じられます。
レジに使っているタンスは趣があり、どっしりと構え店内を見守ってくれているかのよう。
また広めのお手洗いには、ベビーベットが完備されています。
そこにおしり拭きとゴミ袋までセットされていて、こうしたお心遣いも素敵。
味はもちろん、化学調味料不使用にこだわった定食類やドリンク、デザート等のお料理に加えて、
店員さんの親身な対応や店内の温かみのある心遣いを感じられる、塩谷町「ほたるの里の食彩処 思源」のご紹介でした。
思源の基本情報
住所
- 栃木県塩谷町船生3148−3
アクセス
- 蒲須坂駅から車で約20分
- 下今市駅から車で約18分
駐車場
- 約10台
電話番号
- 0287-53-7280
営業時間
- 午前11:00~午後2:00
定休日
- 月曜日
- 火曜日
参考価格
- 〜2,000円
決済方法
- 現金
- クレジットカード
- 電子マネー