実家の押し入れから引っ張り出してきたのが、今回の主役「CASIO EXILIM EX-Z150」
数回使ってみたところ、これが実に良い写りをする。思った以上に。
今回は外観を中心にご紹介していきます。作例は数日中にご紹介。
シルバー基調のシンプルイズベストな外観
こちらが「CASIO EXILIM EX-Z150」
シルバーでまとまっているシンプルなデザインが格好いい。
この年代のコンデジはシルバー基調の中、大部分を占めるように黒が入ってたり、文字がデカデカと入っていたりするので、その点このカメラはかなりシンプルな装いで、良い意味で主張が少ない。
ディスプレイも大きくて見つけてすぐに使いやすそうな印象。
でも今みたいに画面をタッチして操作することはないので、それほど画面サイズは関係ないかも。
EXILIMとかいてエクシリムと読むそう。
ちなみにこの名前は「Eximius(エクシミウス):並外れた・驚き」、と「Slim」(スリム):ほっそりした・細い」の造語で、その影響かシンプルで主張が少ないデザインなのかも。
今でこそCASIOはカメラ業界から撤退しているけど、当時はかなりの台数を販売し、コンデジにおいては結構な覇権をとっていた模様。
確かに子供の頃のうっすらとした記憶だけど、CASIOのコンデジは、うちにも数台あったと記憶している。
その後、コンパクトさとカメラ性能を活かしてか「カシオEXILIMケータイ」という、いわゆるガラケーの製造も行っていたのだとか。
続かなかったようだけど、同じように家電メーカーのガラケー・スマホの製造でうまくいったのが「SONY Xperia」シリーズなのでしょう。
“普通に”使えないオールドコンデジ
最近話題になったコンデジの1つといえば「Kodak PIXPRO FZ55」がある。
いわゆるエモい写真が撮れると人気が出たようで、自分も気になったので、ブログやSNSであちこち作例を見て回った。
作例を見てみると、確かにイイ感じだ。オールドコンデジっぽいというか。フィルムっぽいというか。
それでいて細かなスペックは最新とあって、「CASIO EXILIM EX-Z150」と比べれば言わずもがななのでここでは置いておく。
何よりもメモリーとバッテリーを気にせず、“普通に”使えるのは新しいコンデジだからこそ。
USB給電できたり、Wi-Fi・Bluetoothで飛ばせるのもあるらしい。というか今売られているコンデジは大体できるのかな。
10年前くらいにエントリー機の一眼レフに始まり、以降はミラーレスばかりで、コンデジに疎いのですが。
普通にという意味で言うと、オールドコンデジはSDカードが使えない機種もあったりして、ピクチャーカードなど今では現行でない規格のメモリーカードを使わないといけなかったり結構問題が起きる。
昔のバッテリーをそのまま使おうと思えば、数十分で切れてしまったりなどもよくある。
その“普通に”使えない最たる例が、先日ご紹介した「FUJIFILM FinePix Z3」ですが、興味ある方はページ下部の「関連記事」からご覧ください。デザインはかなり格好いいです。
オールドコンデジ入門にピッタリと感じた理由
その点、今回の「CASIO EXILIM EX-Z150」は今となってはスタンダードになっているSDカードが使えて、バッテリー持ちもなかなか。
バッテリーは個体差も結構大きいかもしれないけど、日常を切り取るには数日に一度充電すれば良い程度だったので、かなり良い感じだった。
それから基本的には記録が目的ならスマホで十分だし、クオリティを求めるならミラーレスか一眼レフが必要になると思っているけど。
それなりに普通に使えて多少古めかしい写真を求めるなら、その条件を満たすのが「CASIO EXILIM EX-Z150」だと感じた。
さっきの「Kodak PIXPRO FZ55」は、作例を見て紛れもなくイイ感じなのだけど、やっぱり綺麗すぎる感じもしてしまった。
くれるものなら欲しいけど。25,000円なら状態の良いオールドレンズが欲しい気もするし。
そんな感じで考えていると数千円で手に入る「CASIO EXILIM EX-Z150」はこれからオールドコンデジを使ってみたい人にピタリかもしれない。
でも今はまたどんどん上がっていくのかもしれないけど。
終わり
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