益子町城内坂にある日下田藍染工房(ひげたあいぞめこうぼう)は、伝統的な製法で藍染めをしている工房です。
その歴史的価値を評価され日下田藍染工房として日本遺産に認定されており、工房は無料で見学できます。
また建物は、日下田邸として栃木県の指定文化財にも指定されている歴史ある施設です。
益子町というと益子焼きが有名ですが、こちらも益子観光の際、ぜひおすすめしたいスポットです。
場所
益子町を散策するのにおすすめの城内坂通りには、益子焼の販売店やカフェが立ち並びます。
日下田藍染工房は、そんな城内坂通りの最西端にあります。
日下田邸
日下田邸のお庭は、松の木などが植えられており、趣ある佇まい。
茅葺き屋根の上部「棟」部分に瓦が使われている屋根は、珍しい形式だそう。
また茅葺き屋根は、2020年に葺き替え工事が行われています。
藍染め甕場(かめば)
日下田藍染工房に入って、まず目に飛び込んでくるのが、長い歴史を感じさせてくれる72個の甕(かめ)。
甕は200年以上も壊れることなく使われているそう。
江戸時代にタイムスリップしたかのような雰囲気。
日本遺産や指定文化財に指定されているとあって、貴重な雰囲気を感じられる空間です。
日下田藍染工房の藍染め
藍染の染料となるのがこちらの蒅(すくも)。
藍の葉を乾燥・発酵させて作るそうです。
これがあの綺麗な藍色になるなんて不思議ですね。
4個で1セットとなる甕の中心には火床があり、この火床でおが屑を燃やし、染料を完成させます。
染料を作るには発酵が重要だそうで、約2週間も甕を温め続けるそう。
忍耐力が必要な大変な作業です。
綿の栽培から糸を紡ぎ、染め、手織りして布に仕上げます。
他にも型染めという技法もおこなっているそう。
これらすべてをこちらの工房で行なっているとのこと。
藍染め商品販売所
日下田藍染工房内では、コースターや服など、さまざまな商品が販売されています。
手間と時間、職人さんの技術が必要な藍染めですが、コースターは1,080円からと、とってもリーズナブル。
※2023/9 時点の値段です。
プレゼントにも喜ばれそうな素敵な商品が多数ありました。
きれいな藍染めが並ぶ工房は、まるでアートな空間です。
この日本ならではの美しい伝統工芸を、ぜひご自分の目で確かめてみてください。
以上、益子町にある日下田藍染工房のご紹介でした。
基本情報
住所
- 栃木県益子町城内坂1
アクセス
- 真岡ICから車で約20分
駐車場
- 約2台(近くに町営パーキングあり)
電話番号
- 0285-72-3162
営業時間
- 8時30分~17時00分
定休日
- 月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)
参考価格
- 無料
決済方法
- −
- 現金
- クレジットカード
- 電子マネー
Webサイト
- −
SNS
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