栃木県宇都宮市下岡本町(岡本駅東口から徒歩1分程)に本店を構え、国産の大豆やにがり、消泡剤無添加による、こだわりの豆腐作りをされている大豆乃館の商品や製造の様子をお届けする記事です!
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そんな方々に読んでほしい記事です。
今回の記事は実際に大豆乃館の豆腐や商品が作られている様子や、製造・調理スペースも見せて頂き作成しています。
大豆乃館の豆腐との出会いから取材まで
「今まで食べてきた豆腐と呼ばれる食べ物はなんだったんだ!?」
これが大豆乃館の豆腐を、初めて食べた時の感想です。
深みのある味わい、滑らかな歯触り、大豆の豊かな風味を感じられ、驚くほど美味しい。
そして国産大豆や無添加消泡剤を使用しているので体にも優しく、今まで口にしたことある豆腐とは一線を画す豆腐でした。
今まで豆腐といえば、単体では主張が少なく、食事の脇役になるような食材だと思い込んでいました。
そんな認識が一口で覆され、大豆乃館の「食事の主役になる豆腐!」のファンになりました。
初めてお店を見つけてから、2日続けて買いに行っていました(笑)
それからも度々、足を運ばせて頂いています。
そこで「この美味しい豆腐は一体、どうやって作られているのか?」
気になった編集部スタッフは、大豆乃館の豆腐作りを探るべく、製造の様子を見せて頂くことになりました。
豆腐作り
こちらが大豆乃館の代表であり、豆腐職人の大谷 洋二(おおたに ようじ)さん。
とても気さくで優しい大谷さん。
そんな大谷さんの人柄がそのまま、優しくて美味しい豆腐作りに繋がっているように感じます。
また店内には大谷さんをはじめ、大豆乃館株式会社の豆腐が讃えられ、贈られた賞状がいくつも飾られています!
豆腐作りの特徴と原材料
大豆乃館で製造される豆腐作りの特徴は、「有機栽培や在来種の国産大豆、天然のにがりを使用し、消泡剤は無添加」であること!
北海道・山形県・長野県といった国産の大豆、伊豆大島産シホのにがり、鬼怒川水系の伏流水、(揚げ物には国産無農薬の菜種から作る油)が使用されています。
こうした厳選した素材にこだわった豆腐作りをされているからこそ、あれほど美味しい豆腐が出来上がるのだと納得!
こちらが豆腐作りの原料になる大豆。
色艶が良く、粒や形が整っていて、素人目にも素材の良さが伝わってきます。
木曜日限定で大田原市産の大豆を使用
毎週木曜日「有機とうふの日」には限定で、栃木県大田原市産の有機栽培大豆のみを使用して作られた有機栽培大豆の寄せ豆腐が販売されています。
初めて大豆乃館で買った豆腐は、こちらの有機栽培大豆の寄せ豆腐。
まずはそのまま、何もつけずに食べてみると、「なっなんだこの優しい豆腐は!沁みるー!」と編集部一同、驚愕しました。
体にスーッと入ってきてくれる、濃い大豆の旨味や豊かな香り。
なんだかとても優しくて、癒される豆腐なんです。
商品
ここからは実際に、製造・調理スペースの写真と共に、「大豆乃館」の商品が作られる様子をご紹介していきます!
大豆乃館では様々な商品を製造されていますが、撮影や取材の都合上、ここでは8種類の豆腐関連商品をピックアップしてご紹介します。
「木綿豆腐」有機栽培在来種の大豆を使用
製造所に入ると、大豆の心地よい香り!!(香りをお届けする手段がないのが残念…。)
気になる方は、午前中のうちにお店に行くと店内で香りまで楽しめます!
製造の都合にもよるのでご参考までに。
当日の撮影を開始した時間は、ちょうど木綿豆腐を作るところでした。
木綿豆腐は、豆乳をにがりで固めてから一度崩し、圧力をかけて水分を抜いて、再度固めて作られます。
写真は一度固めた豆腐を崩している段階です。(崩さずに固めると絹豆腐になります。)
布を敷いて押し固めて、
水分を抜きます。
水に浸して冷やしたら、
木綿豆腐の出来上がり!
パックに詰めて。
完成!
きれいな水の中で漂う豆腐がきれいで、たくさん撮影してしまいました。
完成した豆腐を冷たい水の中に入れるのは、豆腐にとって良い温度に保つためだそう。
個人的に、ぎゅっとしすぎている硬い木綿豆腐が苦手なのですが、大豆乃館の木綿豆腐は、すごく絹に近いというか、柔らかくてとても舌触りがいいんです!
同じ理由で木綿豆腐が苦手な方はぜひ一度お試しください!
「有機栽培大豆の寄せ豆腐」編集部イチオシ
こっこんな贅沢していいのでしょうか…。
出来立ての寄せ豆腐を試食させて頂きました!
早速頂くと、まだ温かいので大豆の豊かな甘味がより口の中に広がります。
そして口の中で溶・け・る!
この経験から我が家では、豆腐は温めてから食べることが多くなりました。
ぷるっぷるの有機栽培大豆の寄せ豆腐。
豆腐のぷるぷる具合は、記事後半の動画でお届けします!
真剣な表情で豆腐作りに向き合う大谷さん。
容器に盛った有機栽培大豆の寄せ豆腐に豆乳をかけてから完成です!
この一手間がより一層、滑らかな舌触りを出すのにつながっているのだと感じます。
有機栽培大豆の寄せ豆腐には金のラベルが貼られています。
まさにこの金色にふさわしい一品!
最後にかける豆乳は、高級な生クリームのように濃厚で滑らかで、もはやスイーツ!
カラメルを少し垂らしたら、そのままプリンになりそう。
ダイエット中だけど、どうしても甘いものが食べたい…。
そんな方にもおすすめです!
美味しすぎて、市販の豆乳とは別物。
「三角揚げ」大豆の旨みと溢れるジューシーさ
三角揚げは、木綿豆腐1丁を4つに切って、こだわりの油で揚げていきます。
またまた良い香りなんですこれが!
カラッと揚がった三角揚げ。
こちらも揚げたてを特別にご厚意で試食させて頂きました。
まずは塩で!
大豆乃館の三角揚げを食べるのは、今回初めてだったのですが…
じゅわー。
三角揚げでじゅわー!?
しかも油っこいのではなく、大豆由来のジューシーさ!
外はカリッと香ばしく、中はフワッとジューシーで木綿豆腐がほろり。
その豆腐の食感絹豆腐」かと間違うほど。
「あれ?これ木綿豆腐ですよね!?」と思わず近くでがんもを作っていた奥様の陽子さんに確認してしまいました(笑)
衝撃的な美味しさで、個人的「大豆乃館」ランキング堂々の2位にランクイン!(1位は有機栽培大豆の寄せ豆腐)
大豆乃館は商品の種類が多く、まだ全商品制覇できていないので暫定ですが、いやー美味しかった!!
「今度はこの醤油で(三角揚げを)食べてみて!」という陽子さんのご厚意に甘え、百寿という秋田県の醤油で頂くことに。
百寿は保存料不使用、国産大豆・国産小麦・塩のみを使用し、昔ながらの製法で作られる醤油だそう。
なんと熟成には1年以上をかけ作られる、特別な醤油。
そしてこの醤油が作られる蔵は、国登録文化財に認定されているそう。
「うちの豆腐を引き立ててくれるの!」と教えてくれた陽子さんの言葉通り。
これまた美味しい!!!
ぺろっと完食してしまいました。
時間が経って少ししんなりした三角揚げも美味しかったです!
ちなみに陽子さんのご出身も秋田で、百寿はご縁があって巡り合った醤油なんだそうです。
美味しい物同士は惹かれ合うのでしょう!
勝手に納得。
店内には百寿をはじめ大豆乃館の豆腐に合う調味料や、お出汁なども売っているので、そちらもぜひチェックしてみてください!
こだわって作られた、体に優しい物ばかりです。
あーもしこの三角揚げがブッフェにあったら、余裕で2列(4丁)はいけるだろうな。
「がんも」具沢山でほっこりする優しい味わい
大豆乃館のがんもは木綿豆腐にすりおろした芋を混ぜ、
ひじきや人参を追加して混ぜ合わせ、アイスクリームディッシャーですくって丸めていきます。
それからこだわりの油で揚げて完成!
がんもも出来立てを試食させて頂きました。
なんて贅沢な日だ!
塩を少しつけて一口…
おぉぉぉ!ビールが飲みたい!(笑)
他の具材に負けることなく、やはり豆腐が主役です!
存在感がありながらも、温かく優しいお味にほっこり。
大豆乃館のお取引先には、おでん屋さんもあるそう。
このがんもをおでんに入れて、お出汁を吸ったらまた美味しいんだろうーな。
いや、このがんもからお出汁が出て、おでんがおいしくなるのか!
「油揚げ」ご飯のおかずにもお酒のつまみにも
実は私「油揚げ」って苦手だったんです…。
そう、大豆乃館の「油揚げ」に出会うまでは!!
初めて大豆乃館を訪れた日は、陽子さんが接客してくださいました。
商品の特徴やおすすめの豆腐レシピ、美味しい食べ方なんかを聞いているうちに「この油揚げは、なんだか美味しそう!」と感じ、試しに買わせて頂きました。
さっそくその日の夕食に、油揚げを焼いてからちょっと醤油をかけて食べてみたら…。
うまい!ビールが進みます!
味が美味しいのはもちろんですが、よくある中がスカスカしてて、ざらつく油揚げとは全く違って、中までぎっしり!
この絶品油揚げには一つ注意点があって、油抜き厳禁!
良質な油を適度に摂ることで、美容や健康に良いと言われていますし、油抜きっていうちょっと面倒な作業も減って嬉しいことだらけ。
油抜きせずに食べられるのは、良質な油を使っている証拠!
そんな大豆乃館の油揚げ作りは、まず低温でじーっくり揚げてから、
高温の油で丁寧に二度揚げします。
この2つの油は、違う種類の油を使っているそう。
ぷくーっと膨らんだ油揚げが、なんだか可愛い(笑)
ご覧の通り、1度に10枚ほどしか揚げられません。
さらに職人さんが丁寧に揚げるので、完成までにとても時間がかかるこだわりの油揚げなんです。
揚げたての油揚げ。
少し時間が経つとだんだん萎んできて、よく見る油揚げの姿に。
冷めてから袋詰めして出来上がり!
「一味揚げ」ピリ辛で食欲をかき立てる
木綿豆腐を一丁、丸々揚げるのでボリューミーなのが大豆乃館の一味揚げ。
ご覧の通りしっかり一味唐辛子が入っています。
この辛味が癖になるパンチのある商品!
作り方は油揚げと同様に一味揚げも、じっくり二度揚げしていきます。
職人さんが丁寧に返していきます。
この一味揚げの分厚さに驚きますよね!
ジュワーっと溢れ出す一味揚げ汁?
とてもご飯が進みます!!
醤油も合うのですが、味噌をちょっとつけて食べるのもまた美味しい!
ぜひ一度ご賞味あれ!
「ざる豆腐」ぎゅっと凝縮した豆腐の旨み
出来立てのぷるぷるな豆腐をざるに入れるざる豆腐。
適度に水が切れることで他の豆腐とはまた違った、しっかりとした豆腐の食感を楽しめます。
固い豆腐が好きな方におすすめ!
豆腐をひっくり返すと、ざるの目がきれい。
ぎゅっと凝縮した豆腐の旨みを味わえる一品!
食べ応えもあるので満足感もあります。
このざるがかわいくて、今度何かに使えるかなーと思い大事に保管してあります(笑)
「さしみゆば」濃厚な豆乳で作られる贅沢な一品
大豆乃館の豆乳で作られる、湯波はとにかく濃厚!
豆乳を温めて出来た膜が刺身湯波になるのですが、そう簡単にはできません!
丁寧に丁寧に手作業で気泡をとっていきます。
取り除いた上澄は、このまま泡立てて生豆乳クリーム?にしたい!(笑)
しばらくするとこのように薄い膜が張ってきて、
シワシワになったらさっと引き上げ。
さしみゆばの完成!
大谷さんはデリケートな湯波をささっと引き上げていましたが、不器用な私ではとても出来そうにない繊細な作業でした(笑)
職人技を間近で見るという貴重な経験になりました。
おすすめの食べ方は、オンザライス!
刺身湯波丼にして贅沢にいただいてみてください!
店内
大豆乃館では曜日や季節によって、さまざまな商品が並びます。
「今日は何があるかなー」と毎回楽しみにしながらお店へ通っています!
レギュラー商品の豆腐や揚げ物の他、お惣菜が並んでいる日も!
この日、特に目に留まったのは塩麻婆。
麻婆豆腐なのに塩味!?とても気になる!
そしてそして大豆乃館でお買い物をすると、おからをサービスしてもらえます!
サービスなのにこのボリューム!
私は煮物にしたり、おみそ汁に入れています。
陽子さんのおすすめはサラダ!
夜にちょっと小腹が空いた時なんかは、お湯に和風出汁を溶いて、おからを入れるだけの即席スープにしたりもします。
美味しいし低カロリーだし、さっと作れて丁度良い!
こんな美味しいおからがサービスとは有難い限りです。
大豆乃館の豆腐作りや製造の様子は動画でも撮影させて頂きましたので、こちらもぜひご覧ください!
大谷さんからのメッセージ
「後継者募集」
実直な大谷さんらしい、シンプルメッセージを頂きました。
「大谷さんのような豆腐職人として活躍したい!」
「美味しい豆腐・豆腐関連商品を作りたい!」
「大豆乃館の豆腐製造に携わりたい!」といった方は、ぜひ大豆乃館へご連絡してみてください。
最後に
美味しい豆腐や大豆食品を食べたい方、国産や無添加の食材にこだわっている方はもちろん、行ったことが無い方や、この記事で知った方も、ぜひ一度「大豆乃館」へ足を運んでみてください!
体に優しい豆腐なので、健康や美容に気を使っている方も、お子さんにもおすすめです。
ただし!
一般的に売られている豆腐とは一線を画す美味しさなので、初めて大豆乃館の豆腐を食べる際にはくれぐれもご注意を(笑)
時間帯によっては、売り切れてしまう商品もあるので、お目当ての商品がある場合は、電話予約してからの来店もおすすめです!
また公式サイトで商品やギフトのインターネット販売もされているので、遠方の方でも注文可能です!
以上、大豆乃館のご紹介を、47BASE編集部がお送りしました!
基本情報
住所
- 栃木県宇都宮市下岡本町4228 柿沼ビル1F
アクセス
- 岡本駅東口から徒歩で約1分
- 宇都宮駅から車で約13分
駐車場
- あり(約7台)
電話番号
- 028-671-1802
営業時間
- 10時00分~18時00分
定休日
- 火曜日
参考価格
- 〜1,000円
決済方法
- 現金
- 電子マネー(PayPay)
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