大きなBBQグリルにたくさんの炭を広げ、炭酸ジュースをがぶ飲みし、網いっぱいに広げた肉を豪快に頬張る。
それももちろんいい。
しかしある程度、年を重ねてくるとBBQは“量より質”を求めるようになる。
小さな焼き台に炭を小ぢんまりと並べ、酒をちびりちびりとやりながら、肴をゆっくりと楽しむ。
そう。
それに必要なのは七輪。
そして七輪に必要なのは秋刀魚。
そして安い(本当は高い方がいいけど)酒があればそれでいい。
THE SHICHIRIN(ザ・シチリン)
今回用意したのは、「THE SHICHIRIN(ザ・シチリン)」。
アルミニウム系の製品に定評のある、三和金属株式会社の商品。
現在は廃盤になっているようだが、このサイズ感。このネーミング。実に素晴らしい。
七輪で肉
七輪と秋刀魚、酒といいつつ、やはりBBQとなれば脂の乗ったカルビ肉は欠かせない。
これを秋刀魚だけ。
もしくは秋刀魚と渋い二、三品だけでいけるようになったら、本当の意味で大人になれるのかもしれない。
その点、うちのワンコは黙って魚だけでもヨダレを垂らして食べる。渋い。いや、それとこれとは違うか。
すぐ頭に浮かんが渋い物といえば、スルメイカの炙り、砂肝の焼き鳥、ミノの焼肉といった具合だ。
ほかにもシシトウや椎茸、ナスといった野菜なんかもいい。
これらの野菜は今回のラインアップにもあるが、これらが肉と一緒なのか。それとも野菜だけなのか。
それによって渋さは全く異なってくる。野菜だけで行けるようになれば、一人前だ。
七輪で秋刀魚
いよいよ。今回のメインである秋刀魚だ。
肉など食ってる場合ではないと言わんばかりに、こちらを凝視しているようだ。
いい香りだ。
この魚を焼いている時の、肉とは違った炭の香り煙がたまらない。
ああ。これこれ。と頷きながら頬張る秋刀魚に変えられるものは何もない。
結局これでいいんだ。これだけあれば十分すぎるくらい美味い。
そのくせ、次回のBBQでは、また脂の乗った肉を買ってしまう。
そして今回写真には撮り忘れたが、酒(この場合、日本酒)といいつつ、やはりビールをガブっと飲んでしまうのであった。
後、これだけは最後に書いておこう。
最近、スーパーで売られている秋刀魚、小さすぎない?
値段が上がってしまうのは仕方がない。しかし小さすぎるのは、どうにも残念でならないのだ。
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