烏山駅は1923年に開業、2023年に創業100周年を迎えたJR烏山線の終着駅で、
日本初の蓄電池駆動電車「ACCUM(アキュム)」の充電スポットにもなっています。
烏山駅の発車予告メロディは、2022年から「山あげ祭」のお囃子が使われていて、
烏山駅周辺をはじめ那須烏山市を活気付けています。
また山あげ祭は、450年以上前から那須烏山市に伝わるお祭りで、「烏山の山あげ行事」として、
国指定重要無形民俗文化財にも指定されている行事です。
煌びやかな野外歌舞伎舞踊が魅力で、舞台背景として使われる山は「はりか山」と呼ばれ、
烏山市の特産品「烏山和紙」を用いて作られています。
烏山駅の鮮やかな屋根は、この山あげ祭をイメージして作られているそう。
駐車場・駐輪場
烏山駅の駐車場・駐輪場はどちらも無料で利用できるので、那須烏山市を散策する際にありがたいですね。
駐車場は、駅の南南西側に約50台分の駐車スペースがあります。
駐輪場は駅の北側にあり、烏山駅前交番と烏山駅前公衆トイレの間を抜けた左側に180台ほど停められます。
EV-E301系 ACCUM(アキュム)
EV-E301系、通称ACCUM(アキュム)は、JR烏山線・JR宇都宮線を走り、運転開始から10年を迎えました。
烏山駅から宝積寺駅までは、蓄電池の電力を使い走行し、
宝積寺駅から宇都宮駅までは、パンタグラフ(電車の屋根にある集電装置)を上昇させ架線からの電力を使い走行します。
この通り烏山駅では、ACCUMがパンタグラフを使わずに走行しているのがわかります。
また烏山駅には、アキュムの充電設備があるので、停車時にパンタグラフを上昇させて16分程で急速充電をします。
ACCUMが充電されている様子を見るために、烏山駅には鉄道ファンが集まるそうです。
周辺施設
烏山駅周辺には、山あげ祭の歴史が学べる「山あげ会館」や、
烏山和紙で作った小物や照明、和紙を販売する「烏山和紙会館」があります。
他にも那須烏山市の名物「カレーコロッケ」を頂ける「石原食肉店」や洞窟酒蔵として有名な「島崎酒造」の販売店など、
徒歩圏内にも烏山の魅力を味わえる観光・グルメスポットがあります。
こちらの「東力士」の看板は「島崎酒造」が提供する代表的なお酒です。
駅前には烏山駅周辺をはじめ、那須烏山市の案内板が設置されていました。
烏山駅を訪れる際には、案内板もチェックしてみると、新たな発見があると思います!
以上、烏山駅のご紹介でした。
烏山駅の基本情報
住所
- 栃木県那須烏山市南2丁目5
駐車場
- 49台