栃木県足利市にあるココ・ファーム・ワイナリーは、ワインの原料となる葡萄の栽培やワインの販売を行うワイン醸造場です。
農民ロッソをはじめとしたココ・ファーム・ワイナリーのワインは、栃木県内の酒屋・リカーショップやスーパーで見かけたことのある方も多いかもしれません。
またワインのテイスティングをはじめ、葡萄畑や醸造場を案内して貰えるワイングロワーズセミナー、記念ワインを味わえる収穫祭など、イベントも充実しています。
今回はワイナリー見学(有料)に参加させていただいたので、その様子を中心にご紹介します。
宇都宮から出発し、鹿沼経由して、足利にあるココ・ファーム・ワイナリーへ向かいました。
天候にも恵まれ、絶好の観光日和。
ココ・ファーム・ワイナリーは、ハイキングや登山客の多い石尊山(足利市)のふもとの方にあります。
そのため周辺は、比較的狭い道や入り組んでいるような箇所もありますが、近くまで行くと看板が設置されているので、参考に進んでいけるので安心です。
ココ・ファーム・ワイナリーの手前には、社会福祉法人 こころみる会が運営する、こころみ学園があります。
今回のワイナリー見学の際、担当の方が教えてくださった話によると、こころみ学園の園生の方々は、全員が何らかの形でココ・ファーム・ワイナリーのワイン作りに携わっているそうです。
こうした働く場所を提供するとともに、それをワイナリー見学者へ伝えていることも素敵な取り組みだと感じます。
宇都宮駅辺りからだと、1時間くらいでココ・ファーム・ワイナリーに到着です。
圃場
ココ・ファーム・ワイナリーの敷地内に入ると、広大な圃場(ほじょう)が目の前に広がります。
こちらの圃場で、ワインの原料となるぶどうの栽培を行っているようです。
写真では伝わりにくいかもしれませんが、圃場の勾配に驚きました。
一般的なぶどう栽培の圃場といえば、平地を思い浮かべる方が多いと思います。
しかしココ・ファーム・ワイナリーでは、勾配のある圃場で、ワインの原料となるぶどうを栽培しているのが特徴です。
以前、訪れたのことのある、宮城県仙台市にある秋保ワイナリーでも、平地の圃場でワインの原料となるぶどうを栽培していたと記憶しています。
駐車場
圃場を横目に車で奥へと進んでいくと、駐車場があります。
30台以上は停められるくらいの広々とした駐車場で、無料で利用できます。
訪れたこの日は、平日の14時ごろでしたが、すでに半分近くの駐車場が埋まっていました。
県外ナンバーの車も多かったので、地元の方がワインの購入に訪れるだけではなく、県外から観光を目的に訪れる方も多そうです。
タクシー乗り場
駐車場の手前にはタクシー乗り場もあります。
最寄りの足利駅からココ・ファーム・ワイナリーまでは、タクシーを使うと15分程で来れます。
駐車場からワインショップ&カフェまで
駐車場から徒歩でココ・ファーム・ワイナリーの店舗、ワインショップ&カフェへ向かいます。
途中の道は、最初に見た葡萄畑が広がっています。
訪れたのは8月だったので、まだほとんどの葡萄は緑色をしていました。
ワインの葡萄は、9月下旬から10月が収穫時期なので、これから色付いてきて、紺色の葡萄になっていく模様です。
あまり見ることができない、緑色をした葡萄。
駐車場からワインショップ&カフェは、徒歩で1分ほどの場所にありますが、なかなか見ることができない葡萄なので、撮影しながら10分以上も時間をかけて見てしまいました。
ワインショップ&カフェ
ワインショップ&カフェへ到着です。
ゴールドに英字の「COCO FARM&WINERY」が映えていて、格好いい。
ワインショップ&カフェの店内にはココ・ファーム・ワイナリーで作られたワインをはじめ、ワインのお供になるソーセージやチーズなどが販売されています。
間接照明が設けられたディスプレイ、非常に格好いい。
併設されたテラス
ワインショップ&カフェには、テラスが併設されています。
テラスにはテーブルが置かれているので、こちらでワインのテイスティングを楽しめます。
車だったので飲めませんでしたが、今度訪れる際はぜひいただきたい。
天井が葡萄とその葉で覆われているのも素敵な雰囲気。
テラスでテイスティングされた方のものであろうコルク。
テイスティング羨ましい。
美味しそうに色付いた葡萄。
ワイン用だと思うので、これはそのまま食べられないかもですが。
ワイナリー見学
ワインショップ&カフェの店舗中央にある受付カウンターで、ワイナリー見学の受付を済ませます。
ワイナリー見学は、所要時間40分ほど。
1人500円で参加でき、開催時間は10時30分〜・13時〜・15時〜の1日3回。
今回は、15時から行われるワイナリー見学に参加させていただきました。
担当の方の元に集合すると、見学者にバッジが配布されます。
ワインの製造所
見学者全員で製造所に向かい、ワイナリー見学スタート。
実際にワインの製造に使用する機器を見せていただきながら、担当の方から説明を聞くことができるのでワクワクします。
大きなタンクと自分です。
人と比較するとタンクがどれほど大きいのかがわかります。
左下の空いている場所は、人が出入りする扉です。
こちらも非常に大きい扉であることがわかります。
ワインを保管する蔵
製造所の見学が終わったら、ワインを保管する蔵を見せていただけます。
蔵はワインの品質を保ため、通常は暗く冷たくなっています。
この日は夏でしたが半袖だと肌寒いくらい。こうした管理の基で繊細なワインが誕生するのだなと納得。
蔵にはたくさんのワインを保管するための樽がたくさん並んでいます。
ワインのコルク詰め
蔵の見学が終わったら、ワインの口を封をするコルク詰めの機械を見せていただきました。
普通に生活していると、なかなかお目にかかれない機械なので、興味深い。
ワインの瓶が刺さっている、こちらの木製ラックは、ワインを回転させるのに用いるピュピトル。
液体中に沈んだワインのカスを撹拌し、瓶口に寄せ集めることで、ワインからカスを取り除きやすくするために用いられるそうです。
お土産
充実のワイナリー見学を終えた後は、見学前にワインショップ&カフェで気になっていた商品をお土産に購入しにいきました。
購入したのは、ココファームワイナリーのベルジュ風*葡萄酢とカマンベールチーズ、PURE FARMの木の実のソーセージ(3本入り)とドライトマトのソーセージ(3本入り)。
ココファームワイナリーのベルジュ風*葡萄酢とカマンベールチーズ
ベルジュ風*葡萄酢は程よい爽やかな酸味が心地よく、炭酸で割るとジュース感覚で飲みやすいのにヘルシーなのも嬉しい。プレゼントにも良さそう。
カマンベールは、濃厚な味わいと風味であと引く美味しさ。
さらに原料や製法にもこだわり、国産原乳を使用し、フランスの伝統的な製法でつくられているそう。
それぞれココ・ファーム・ワイナリーのオンラインショップでも購入可能です。
PURE FARMのソーセージ
PURE FARMのソーセージは、無添加・手造りソーセージを販売している株式会社PURE FARMのもの。
ココファームワイナリーでは、その商品を扱っている形のようです。
キャンプの時にスキレットで焼いて木の実のソーセージ(3本入り)をいただきました。
肉がぎっしりと詰まって、中にはクミンやくるみ、松の実などの木の実もバランスよく入っていました。
無添加にこだわって製造されているようなので、安心していただけます。
最後に
今回は足利にあるココ・ファーム・ワイナリーのワイナリー見学に参加させていただきましたが、記事内でご紹介したのはワイナリー見学のごく一部ですので、ぜひ実際に現地を訪れて、ワイナリー見学もワインも味わって見てください。
特に記事冒頭で書いたこころみ学園の園生とココ・ファーム・ワイナリーの関係については、ぜひ現地で担当の方から直接聞いてほしいと思います。
またココ・ファーム・ワイナリーでは、他のセミナー・イベントも充実しています。
今回のワイナリー見学で、ワイン作りに一層興味を持ったので、他のイベントも、ぜひ近々参加させていただきたいなと思います。
基本情報
住所
- 栃木県足利市田島町611
アクセス
- 足利ICから車で約10分
駐車場
- あり(約60台)
電話番号
- 0284-42-1194
営業時間
- 10時00分~18時00分
定休日
- 年末年始
参考価格
- 〜1,000円(ワイナリー見学)
決済方法
- 現金
- クレジットカード
- 電子マネー
Webサイト
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