栃木県塩谷町にある酒種まんじゅう本舗は、創業から約40年にわたり、地元の人々や観光客に親しまれてきた和菓子店。
看板商品である米と麹と水から作られた発酵種を使用した「酒種まんじゅう」をはじめ、各種まんじゅうを中心に、素材と製法にこだわった和菓子が揃います。
今回の記事では、2代目店主 斎藤秀一さんにお伺いしたことを交え、酒種まんじゅう本舗についてご紹介します。
駐車場
酒種まんじゅう本舗の駐車場は、お店の東側に約4台ほどの駐車スペースが設けられています。
塩谷町周辺にお住まいの方はもちろん、日光や鬼怒川方面からのアクセスも良好。
ご覧の通り、案内標識にも「日光の社寺」の記載も。
車でのアクセスであれば、宇都宮方面から日光・鬼怒川方面への観光途中にも立ち寄りやすい立地。
店内
人気の酒種まんじゅうや利久まんじゅうをはじめ、さまざまな和菓子がショーケースに並びます。
商品単品だけでなく「5つの味の詰め合わせ」といったセットも販売されていて、いろいろな味を少しずつ楽しみたい方にぴったり!
また10個・15個・20個入りの詰め合わせも用意されていて、贈り物や旅のお土産にもおすすめです。
その他店内には、ごま羊羹や最中、季節限定の柏餅も用意されており、さまざまな和菓子を楽しむことができます。
そんな和菓子に使用する餡子(あんこ)は、商品ごとに使い分けていると教えてくださった、店主 斎藤さん。
複数の餡子を用意し、「酒種まんじゅうならこの餡子、よもぎならこの餡子」のように、それぞれの相性を見極めて作られているそう。
40年もの間、地元で愛され続けている理由は、このように一つ一つ丁寧に作られているからなのでしょう。
また酒種まんじゅう本舗では、和菓子だけでなく、予約をすれば赤飯も購入可能です。
「一升以上、一度に炊き上げた方が美味しい」という理由から、製法だけではなく一度に炊き上げる量にまで、こだわっているそう。
今回は「5つの味の詰め合わせ」に入っていた和菓子5種をご紹介します。
酒種まんじゅう
どぶろくを使って発酵させた生地が特徴で看板商品である、酒種まんじゅう。
包み紙を開けた瞬間、ふわっと広がるどぶろく由来の芳醇さに、思わず顔がほころびます。
舌触りのなめらかなこし餡と、どぶろく由来の穏やかな香りが調和した、上品な味わいの一品!
酒種まんじゅうは、いわゆる「酒(さか)まんじゅう」のことを指します。
どぶろくを使用した生地は発酵に時間がかかるため、製造には2〜3日を要するそう。
さらに発酵中は温度管理が難しく、繊細な作業が求められると語ってくださった、店主の斎藤さん。
そのため酒まんじゅう作りは簡単に習得できるものではなく、熟練に至るまでには多くの時間と努力を要するそうです。
また技術継承の難しさから、後継者不足により店を畳むところも少なくないのだとか。
そんな中、酒種まんじゅう本舗では、手間と時間を惜しまず丁寧に作り上げる伝統の味を守り続けています。
鬼怒川温泉まんじゅう
黒糖をたっぷりと使用した生地に、粒餡を包んだ王道のおまんじゅう、鬼怒川温泉まんじゅう。
黒糖の香ばしさと優しい風味、粒餡の程よい甘さが絶妙!
何個でも食べられてしまいそうなバランスの良い味わいで、こちらも定番商品の1つ。
みそつきまんじゅう
味噌を練り込んだ生地に白餡を包んだ、みそつきまんじゅう。
味噌の香りと白餡の優しい甘さがマッチした後引く美味しさ!
よもぎの郷
北海道産小豆を使用した粒餡を、香り高いよもぎを練り込んだ生地で包んだ逸品、よもぎの郷。
一口食べれば、よもぎの豊かな香りが口いっぱいに広がります。
今回いただいた中では、一番餡子の粒感を感じられ、粒餡好きにはたまらない一品!
くるみ餅
香ばしいくるみを散りばめた、しっとり食感のくるみ餅。
優しい甘さとほんのりとした塩気が合わさった、どこかほっとする素朴な味わいが魅力!
丁寧に作られた和菓子たちは、店主 佐藤さんのお人柄を映すような、どれも優しい味わい。
以上、昔ながらの味を今に伝える、酒種まんじゅう本舗のご紹介でした。
基本情報
住所
- 栃木県塩谷町船生5892−4
アクセス
- 今市ICから車で約15分
駐車場
- あり(約4台)
電話番号
- 0287-47-0647
営業時間
- 9時00分~16時30分
定休日
- 木曜日
参考価格
- 〜1,000円
決済方法
- 現金
Webサイト
- −
SNS
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