栃木県塩谷町船生にある西古屋(にしごや)ダムは、60年以上前の1963年に竣工した重力式コンクリートダム(ダム自体の重さで水圧を支える仕組み)です。
鬼怒川の水を取り込み貯水し、周辺地域へと供給する取水ダムとしての役割をはじめ、防火用水や近接する塩谷発電所での水力発電にも用いられているそう。
県内のダム施設の中では、それほど著名なダムではありませんが、鬼怒川の豊かな水源に由来する堤体と水面の様子は、多くのダムを凌ぐほどの優美さを誇る穴場的なスポットです。
県道77号(宇都宮船生高穂線)から一本入ったところにありアクセスも良好で、塩谷町はもちろん日光観光の際にもお勧めできるスポットの1つで、今市ICからも車で20分ほどです。
駐車場
西古屋ダムの駐車場は、区画されたスペースが設けられているわけではありませんが、ダムの南東側に駐車できるスペースが設けられていました。
写真の中心から右側に伸びているのが西古屋ダムの天端で、その奥が堤体になっています。
以下のマップの地点から東側に進むと橋があり、その先が十字路になっているので向かって左(ダム側)に進むと、上記の写真の場所につきます。
こちらのようなわだちがあるのみの道を通ることになるので、注意して進む必要があります。
ちなみにダムの東側には登山・ハイキングコースとなっている鶏岳があり、このあたりの道路は登山者等も訪れているようです。
天端
こちらが西古屋ダムの天端。
西古屋ダムの標識も近くに設置されていました。
写真下にあるように、天端は立ち入り禁止となっています。
どうにか水面の様子を見ようと望遠レンズで頑張って撮影しているこちらを傍目に、悠々と泳ぐカモ。
堤体
堤体の様子をどうにか見れないかと周りを見ていると、天端の東側に通路を発見!
少し進むとご覧の光景が広がっていました。
素晴らしい自然景観が広がっていました。
天端もこちらから見るとよく見えます。
奥の水面がボコボコしていて気になります。その正体はダムのほとりに降りてみるとわかりました。
ダムのほとり
引き続き天端の東側にある通路を進んでいくと、下に降りられそうな場所を発見!
写真ではわかりにくいのですが、地面に階段用の杭も打ち付けられており、正式に降りて良い場所のようです。
降りてみると圧巻のパノラマビューが広がっていました。ここまで進んできて良かったと心から。
先ほど通路から見た様子とは異なる、この迫力ある光景はまさに絶景。
そして堤体の奥に見えたボコボコの正体はこちらでした。
望遠で限界までズームしてみるとこのようになっていました。
おそらくダムの奥にある水源から水路を通じて、西古屋ダムへと水を引き込んでいるのでしょう。
ちなみに今回降りたほとりはこのような形になっていました。
水量が多いとこちらの場所は水で満ちてしまうのかもしれないので、今回はタイミングが良かったのかもしれません。
水も透き通って綺麗でした。
またもや優雅に泳ぐカモたち。
最後に地面に反射した木々が綺麗だったのおまけショット。
以上、塩谷町にある隠れた絶景スポット、西古屋ダムのご紹介でした。
基本情報
住所
- 栃木県塩谷町船生
アクセス
- 東武鉄道新高徳駅から車で約13分
- 今市ICから車で約23分
駐車場
- あり
電話番号
- −
営業時間
- −
定休日
- なし
参考価格
- 無料
決済方法
- −
Webサイト
- −
SNS
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