今回はオールドレンズ「CONTAX Biogon T*28mm F2.8」、通称ビオゴンのレンズレビューブログ。
購入したのは2020年ごろ某フリマサイトで個人の方が販売されていた、「CONTAX G1(以下、G1」)」と「Biogon T*28mm F2.8」がセットの商品。
G1は年代なりの劣化はあるものの、レンズに関しては非常に状態が良く、購入から5年ほどたったバリバリの現役。
オールドレンズといって差し支えない30年近く前のレンズだけど、特に最近は頻繁に持ち出しているレンズの1つ。
巷では焦点距離か絞りを指してこのレンズは「ニハチ」とも呼ばれるらしい。そういえばこの記事執筆時点で僕も“ニハチ”である。28歳。
CONTAX Biogon T*28mm F2.8
この記事執筆時点、当事務所には今回ご紹介する「CONTAX Biogon T*28mm F2.8(以下、ビオゴン)」と「CONTAX Carl Zeiss Sonnar T*90mm F2.8(以下、ゾナー)」、合計2本のCONTAX Gレンズがある。
出てきた写真を見ると正直ゾナーが好きだけど、相棒的な持ち運びやすさも含めて、見た目はビオゴンに限る。
このビオゴンはじめ、CONTAX Gレンズ郡のチタンボディに由来する渋いレンズの輝きを見ていると、心酔してしまうという言葉が合うような感じ。
より剛性の高いレンズや性能的に優れたレンズはたくさんあるけど、このチタンボディの風合いは何にも変え難くて、この見た目だけでもやっぱりいいなとなる。
そしてレンズに記載の通り、生産国はメイドインジャパン。
僕くらいの年齢だとこだわらない人も多い印象だけど、40.50.60と年齢が上がるにつれて、日本製のレンズにこだわる方も多いかもしれない。
とはいえ実際のところ、いわゆる中華系レンズに手を出していないのは、どこかで日本製の安心感を覚えているからなのかもしれない。
けど中華系レンズもすごいみたい。そのうち使ってみたいなとは思ってるけど、いつになることやら。
外観・デザイン
ギョロっとした目玉のように張り出した前玉。
金と黒は相性がいいと言われるけど、そこに赤の差し色が入るのもなかなかいい感じ。
最短撮影距離は50cm、そして持ってみるとわかるが150gほどなのでとても軽い。
卵が50gくらいらしいので実に3個分。
これもチタンに由来する素材自体の軽量化、そしてメーカーの設計によるものなのでしょう。
レンズキャップをつけるとこんな感じ。シンプルイズベスト、「CONTAX」の刻印が格好いい。
オールドレンズなのにオールドを感じないデザインというか。
そしてこのレンズフードをつけた時、この全体的なバランス。
このデザインが最高にクール。
このレンズを使う方は大体アダプターつけると思うので、最後に注意点。
上の写真も一緒にご覧いただくとわかりますが、後玉はかなり出っ張っているので、マウントアダプターやボディにとりつける際は細心の注意を。
自分はうっかり忘れていて、何度かヒヤッとしたことがあります。
ビオゴンかゾナーか
上は以前紹介した際に使ったゾナーを「FUJIFILM X-H1」に装着した写真で、下はG1にビオゴンを取り付けた際の様子。
出てくる絵に関しては、焦点距離自体の特徴に由来するものもあるけど、やっぱりシャープでキリッとした描写を感じられる中望遠のゾナーが好き。
でもやっぱりこのボディにつけた時の収まりの良さも含め、個人的に気持ちよく撮影できる28mmの焦点距離のビオゴンも捨てがたい。
いずれにしても持っているだけで気分が上がるというか、もっと撮りたい!と思えるクールなレンズ、今後も大切に使いたいと思います。
以上、僕が心酔していると言っていいオールドレンズの1つ、CONTAX Biogon T*28mm F2.8のご紹介でした。
以下、ビオゴンやゾナーの作例もぜひご一緒に。
関連記事