宇都宮市白沢、岡本街道とふるさと田園通りの間にある白沢公園は、緑豊かな敷地内に流れる小川や河津桜、コブシをはじめとする自然風景を残す農村公園です。
白沢公園周辺には、のどかな田園風景が広がり、園内に米を精米する水車も備えられていることから、数十年前の原風景を見ているかのような、どこか懐かしい雰囲気を感じられます。
今回訪れた2月の雪の日、園内の様子をご紹介します。
こちらは白沢公園の前に広がる田園風景。
農村公園とは
農村公園とは、農林水産省の「農村総合整備モデル事業」に基づき整備された公園のこと。
農林水産省は、農業・林業・水産業の発展をはじめ、国内における食料の安定的な生産と供給、地産地消の推進、フードロスの削減など、食に関することを幅広く担う行政機関です。
そんな農林水産省が日本の自然資源を守り後世に引き継ぐため、農村地域の活性化や観光客誘致などを目的とした事業「農村総合整備モデル事業」の一環として整備しています。
栃木県内では白沢公園のほか、当メディア編集部でも一度訪れたことのある、芝桜と菜の花が綺麗な「若の原農村公園」も農村公園です。
マップ・公園完成図
こちらが白沢公園のマップ・公園完成図。
駐車場
白沢公園は南北に200m伸びた形状をしており、北側に駐車場が整備され、南側には雑木林が広がっています。
駐車場は15台ほどの駐車スペースが設けられています。
駐車場の奥(写真左手)に映るのが、西鬼怒川周辺地域の自然環境維持管理作業、農村の自然を活かした環境教育活動に取り組まれているNPO法人「グラウンドワーク西鬼怒」
田んぼ
すっかり雪景色ですが、手前の平地が田んぼです。
田んぼの横には小川から引き込まれた水が貯められており、こちらで田んぼの水を調整するようになっているようでした。
小川
こちらが白沢公園の西側を流れる小川。
NPO法人「グラウンドワーク西鬼怒」のスタッフの方でしょうか。危険防止のためのパイロンをたくさん設置してくださっていました。
水車
小川の南側には水車小屋があります。
小川と水車。
水車小屋の中は外から見れるようになっています。
こうした動力の仕組みを直で観れるのは珍しいので、ちょっとした社会科見学的にも良さそうです。
今でこそコイン精米機があちこちにあったり、精米機を買えば自宅でも手軽に精米できますが、当時はこうした水車の動力で精米することもあったのでしょう。
雑木林
白沢公園南側は雑木林になっています。
春には河津桜も見れるようです。
こちらも春に花を咲かせるこぶしの木。
かなりの大きさです。
春を待ち侘びるこぶし。
以上、宇都宮市にある農村公園、白沢公園のご紹介でした。
基本情報
住所
- 栃木県宇都宮市白沢町2411
アクセス
- 岡本駅から車で約10分
駐車場
- あり(約15台)
電話番号
- 028-673-9766
営業時間
- 24時間
定休日
- なし
参考価格
- 無料
決済方法
- −
Webサイト
- −
SNS
- −
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