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一ツ石ポケットパーク

一ツ石ポケットパーク 梨
INDEX

一ツ石ポケットパークは、日光市西川を通る栃木県道249号黒部西川線沿いにある、駐車場を備えたスペースです。

敷地内には6台分の駐車場と石碑、大きな梨の木があり、今回は湯西川温泉へ訪れた帰りの小休憩で利用させてもらいました。

入ってすぐに一ツ石ポケットパークに関する説明書きを記した石碑。

一ツ石ポケットパーク 石碑

読めるように加工してみると、次のように記されていました。

「このポケットパークは、一ツ石集落に生活していたみなさんが湯西川ダム建設により光祖代々の貴重な土地を提供していただき湯西川ダムが完成したことを記念して代表的な石碑などを××整備したものです。」

「疫病が流行った際、弘法大師がやってきて営業の原因となった横瀬山の頂上にある三ツ岩の一つを放り投げた石との伝えから致命となったものと言われています。」

一ツ石ポケットパーク 石碑

開墾記念碑

「開墾記念碑は、万栗沢開拓の歴史の記念として建てられたものです。」と記されていました。

ちなみに一ツ石ポケットパークから道なりに、南西へ500mほど進むと万栗沢橋があります。

開墾記念碑 日光

水道記念碑

「水道記念碑は、一ツ石集落への貴重な生活水を確保した記念として建てられたものです。」と記されていました。

水道記念碑 日光

現在、一ツ石ポケットパークの周辺に集落らしきものはなく、最も近い集落がここから5kmほど先にある湯西川です。

かつてはこの地に集落があり、人々が周辺で暮らしていたのだと思われます。

なしの木

一ツ石ポケットパークの中心に佇む大きな梨の木。

なしの木

梨の木の手前には「このなしの木は、樹齢三百年と言われ一ツ石集落を長年見守ってきました。」と記されていました。

なしの木 日光

梨農家さんが人工的に育てる梨の木は2mほどなのに対して、10mほどの高さはあったかと思います。

なしの木 日光

長い年月を経て大きく育ち、その分、梨の果実もたくさん実っていました。

なしの木 ポケットパーク

一ツ石集落を見守ってきた大切な梨なのでもぎ取るわけにはいかないので、地面に落ちていた梨を少々拝借して撮影。

市販の梨と比べると、2回りほど小ぶりなサイズ感。

一ツ石ポケットパーク 梨

お天気石

なしの木の隣にはお天気石「甌穴石(おうけついし)とその石碑。

甌穴石とは、河底や河岸の岩石面上にできる円形の穴のこと。

お天気石 石碑

「お天気石は、左側の穴に投げた石が入ると雨が降ると言われ、子供達はお天気石への石投げ遊びをみだりにしないよう言われていました。」と記されていました。

水道記念碑が設けられているように、一ツ石集落には水にまつわるいい言い伝えがなのでしょう。

お天気石 日光

なかなかこうした歴史と直に触れる機会は少ないので、貴重な時間となりました。

こうした歴史と後世に伝えるために大切な役割を担うスポットなのでしょう。

以上、日光西川にある一ツ石ポケットパークのご紹介でした。

基本情報

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