日光市湯西川を代表する観光スポットの一つ、平家の里。
平家の落人伝説が息づくこの場所では、当時の暮らしを再現した建物が点在しています。
茅葺き屋根や木造建築が建ち並ぶ趣ある風景は、まるでタイムスリップしたかのような感覚を呼び起こす魅力があります。
敷地内には、平家の歴史や文化を学べる展示施設や、郷土料理を楽しめる休憩処もあり、ゆったりと楽しめる観光スポットで、観覧の所要時間は40~60分程。
毎年1月下旬から3月上旬にかけて開催される湯西川温泉かまくら祭の時期には、特に多くの人々で賑わいます。
駐車場
平家の里の駐車場は、約50台の駐車スペースが設けられています。
入場料
以下、平家の里の入場料です。
区分 | 料金 |
大人(高校生以上) | 510円 |
子供(小・中学生) | 250円 |
30名以上の団体は、100円引きになります。
案内図
こちらが平家の里の案内図です。
地図の下部から左回りに施設をご紹介します。
施設
平家の里は、7つのエリアに分かれており、それぞれの施設が持つ特色や展示内容を通じて、平家の暮らしぶりや地域の伝統文化に触れることができます。
また施設内にはトイレが3箇所設置されており、快適に見学できる配慮がされています。
太敷館
平家の里の受付、太敷館。
ここで入場券の購入や施設の案内を受けることができ、見学のスタート地点となる場所です。
施設内にある湯西川赤間神社の御朱印や、お守りなども購入できます。
調度営みどころ
民芸品加工所の調度営みどころ。
昔から湯西川では木杓子づくりが盛んで、生活や職業の一部として親しまれてきました。
ここでは木杓子づくりに使用されていた道具や山の生活用具が展示されており、囲炉裏の間とともに当時の暮らしぶりを感じられる空間となっています。
一枚の板から木杓子が作られる工程は、丁寧な手仕事の魅力と湯西川の伝統工芸の奥深さを感じさせます。
床しどころ
三つの館からなる床しどころ。
平清盛公や平敦盛公の像が展示されている他、湯西川赤間神社に寄贈された貴重な平家物語の復刻版や平家の系図も鑑賞できます。
他にも湯西川地方独特の民具や公家の遊びにまつわる展示も豊富です。
建物の外には、雑穀を足でつくための唐臼が展示されており、昔ながらの農作業の様子を垣間見ることができます。
これも平家の落人たちが厳しい山間の生活を工夫と知恵で乗り越えてきた名残と言えるでしょう。
種々伝えどころ
平家大祭などのイベント時には特設ステージとしても使用される種々伝えどころ。
普段は、着物や鎧が展示されています。
縁側に置かれた赤い和傘が、畳や木の柱の質感と外に広がる自然の景色と見事に調和し、どこか懐かしくも落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
また施設内には、全国の平家落人伝説の伝承地が一覧で大きなパネルで展示されていました。
栃木県内では、日光市湯西川に加え、日光市川俣や那須塩原市上塩原も平家落人伝説縁の地として紹介されています。
湯西川赤間神社
平家の里の最西端に佇む湯西川赤間神社。
こちらを境に敷地内を折り返し、散策を続けます。
湯西川赤間神社について詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
よろず贖どころ
湯西川で生産された農産物や自然食品、手作りの木工品などを販売しているよろず贖どころ。
木杓子は、主にプナ材を使い、木の香りが漂う素朴な風合いが特徴です。
さらに軽食も可能で、栃木県の県木、トチノキの実を使った栃もちやクリームあんみつ、おしるこなどの甘味、香り豊かなそばがきなども楽しむことができます。
天気のいい日は、外でゆっくりと休憩するのもおすすめ。
お休みどころ
お休みどころは、一息つける休憩スペース。
周囲の自然を眺めながらゆったりとした時間を過ごすことができるため、散策の合間に利用するのに最適です。
平家の里を散策している際、茅葺き屋根の上部に「水」や「平」といった文字が書かれているのを見つけ、不思議に思いスタッフの方に尋ねてみたところ、「火除けのおまじないとして書かれている」ということを教えていただきました。
ぜひ現地で確認してみてください。
以上、日光湯西川の人気観光スポット、平家の里のご紹介でした。
基本情報
住所
- 栃木県日光市湯西川1042
アクセス
- 湯西川温泉駅から車で約20分
駐車場
- あり(約50台)
電話番号
- 0288-98-0126
営業時間
- 8:30~17:00(4月1日~11月30日)
- 9:00~16:30(12月1日~3月31日)
定休日
- なし
参考価格
- 〜1,000円
決済方法
- 現金
- 電子マネー
Webサイト
SNS
- −
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