今回は「CONTAX Carl Zeiss Sonnar T*90mm F2.8」、通称ゾナーのレンズレビュー。
というかゾナーを愛でるブログ。
購入はマップカメラで美品をチョイス。
30周年だそうです。今回紹介するゾナーも登場から30年ほど。
CONTAX Carl Zeiss Sonnar T*90mm F2.8
“オールドレンズ”というには、まだ少し早い気もする「CONTAX Carl Zeiss Sonnar T*90mm F2.8(以下、ゾナー)」をだけど、筆者よりも先輩なのでオールドレンズということで良いだろう。
世界初のレンズ交換式AF搭載のレンジファインダーカメラとして「CONTAX G1」が発売が1994年9月発売された頃、そのレンズ群としてこのゾナーが登場したので、すでに世に出て30年あまり。
もう“いい年の大人”なレンズになるわけだけど、チタン製で軽量で機動力があって、そしてシャープでよく写り、外であれば思ったよりも使い勝手が良い中望遠の素晴らしいレンズ。
何よりも見た目がいい…。格好いいというよりかは、このチタンも相まってクールという言葉の方が似合うかもしれない。
フードが少し歪んでいるのはご愛嬌。
「CONTAX G1」との相性もあると思いますが、いわゆる中望遠レンズにしては、こぢんまりしていて扱いやすい。
AFや逆光耐性をはじめ、性能だけを見ればオールドレンズが現行レンズに適うはずもないので、見た目の質感やデザインは個人的にとても重要な要素。
その点、このゾナーは見た目まで含めて、素晴らしい完成度。
T*コーティングとは
このゾナーをはじめ同じCONTAX Gマウントレンズ、そしてCarl Zeissのレンズには、「T*」という見慣れない文字が入っている。
これは透過層(Transmission Layer)の略称で、レンズ鏡面における反射防止コーティングのことを指し、Carl Zeiss独自の処理技術のことなのだそう。
反射防止に関することは、後から「T*」について調べてわかったことだが、そのおかげでこのゾナーは素晴らしい描写をするのかもしれない。
開放のやや柔らかい質感も良いけど、絞れば被写体の質感がくっきりわかるほど、キリッとシャープ写る。
そう知ると唐突に試したくなってしまうことありますよね?
僕はあります。外は雨だったので、とりあえずミラーレスにゾナーをつけて天井のライトに向けて構えみました。
正直、コーティングのことはよくわからなかったけど、このレンズを通して出てくる描写が良いので、それで良いでしょう。
スペックも大切ですが、使用感や心地良さの方が僕にとっては大切だったりします。
外観・デザインレビュー
このゾナーのスペックや部分的な名称等は多くの方がご紹介していると思うので、それよりはこの雰囲気をレビューというか見ていきます。
「CONTAX G1」やコンデジ以外、当事務所には黒ボディのカメラしかありませんので、黒ボディとの組み合わせですが、かなり似合っているように感じます。
元々、カメラに限らず基本的には同系色でまとめたいたちですが、ゾナーの色味・質感は黒にもに程よく調和してくれます。
この控えめな質感の中、ジワリと輝くチタンの渋い雰囲気、心躍ります。
うーん。孤高な風合いがとてもクール。ゾナーという名前的にもそんな感じがします。
多少コレクター気質なところもありますが、使ってこそのレンズなので、このゾナーは大切にしつつも現場で使っていきたいと思います。
以上、中望遠のオールドレンズ、ゾナー「CONTAX Carl Zeiss Sonnar T*90mm F2.8」のご紹介でした。
作例は以下の関連記事よりご覧ください。CONTAX といえばのBiogon(ビオゴン)もあります。
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