栃木県茂木町にある城山公園は、小高い丘の上に広がる緑豊かな風景と、茂木町の街並みを一望できるのが魅力の公園。
春は桜、夏は紫陽花、秋は彼岸花、冬はロウバイが咲き誇り、地域住民や観光客が訪れる人気のスポットとなっています。
また遊歩道が整備されているので、軽い運動にもぴったりです。
歴史
城山公園は茂木城の跡地に造られた公園で、現在も空堀や土塁などの一部が残っています。
茂木城は、茂木氏の祖である茂木知が1192年に築いた山城。
城は、自然の地形を巧みに活用した構造を持ち、眺望が優れていたため、敵の動きを察知するのに適した場所でした。
別名「結城城」とも呼ばれた茂木城は、約400年間にわたって茂木氏の居城として機能しましたが、江戸時代初期の1610年に廃城となりました。
マップ
以下が城山公園のマップです。
お花見スポットが分かりやすく記されていました。
駐車場
城山公園の駐車場は全部で3つあります。
こちらが一番大きい公園中央にある駐車場。
上記の写真左側には、知基橋という橋が掛かっていて、この橋を渡ると桜の名所「姫の望楼」という展望台に繋がっています。
姫の望楼について詳しくは、記事の最下部に関連記事があるのでご覧ください。
2つ目は、こちらの小さい駐車場。
大きい駐車場に隣接していてトイレも完備されています。
見晴らしの良い本丸に行くのには一番近い駐車場です。
3つ目は、公園南西側にある、たばこ神社付近の駐車場。
たばこ神社について詳しくは、記事の最下部に関連記事があるのでご覧ください。
城山遊歩道
大きい駐車場の南側に位置している城山遊歩道。
緑豊かな山の中腹を通る散策路です。
この城山遊歩道は、関東ふれあいの道に指定されています。
関東ふれあいの道は、関東地方を中心に広がる長距離自然歩道のことです。
全体の総延長は約1,800 kmで、1都6県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、群馬県、茨城県、栃木県)にまたがっています。
聖徳太子と大きく書かれた石碑とお社。
道中には木々が生い茂り、四季折々の風景を楽しめます。
撮影したのは2024年8月2日で、紫陽花が少し残っていました。
紫陽花に囲まれた趣あるベンチ。
下から見る知基橋。
紫陽花が満開の季節は、さらに美しい風景が見られるでしょうね。
この辺一体は9月の下旬になると、真っ赤な彼岸花が一面に咲き誇り幻想的な風景が広がります。
彼岸花の開花情報は、茂木町観光協会公式サイトでご確認下さい。
知基橋の下を通り、千人溜へ向かいます。
仙人溜
公園の中央部にある仙人溜(せんにんだまり)。
あずまやが設置されていて、散策の途中に一息つくのにも最適な場所です。
仙人溜について記された石碑。
ここはその昔、千人もの武士が出陣の体制を組んだり、点呼をとるのに使われたことからその名がついたそう。
仙人溜の南側にある道を登り本丸へ。
本丸
こちらが城山公園の本丸。
広々とした芝生広場と、ちょっとした遊具が置かれていました。
本丸は小高い場所にあるため、茂木町の町並みを一望できる展望スポットとしても人気があります。
一休みできるベンチやあずまやもあるので、茂木町を眺めながら休憩できます。
以上、四季折々の美しい自然と茂木町の歴史を感じられる城山公園のご紹介でした。
基本情報
住所
- 栃木県茂木町小井戸
アクセス
- 茂木駅から車で約4分
駐車場
- あり(大駐車場 約70台、小駐車場 約4台、たばこ神社横 約8台)
電話番号
- 0285-63-5644(茂木町役場)
営業時間
- −
定休日
- なし
参考価格
- 無料
決済方法
- −
Webサイト
SNS
- −
周辺マップ
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