土蔵造りの建物を多く残すことで、蔵の街として知られる栃木市。
江戸時代から明治時代にかけて栄えた商業都市として、多くの伝統的な蔵造りの建物が現存しており、まるでタイムスリップしたかのような感覚に包まれます。
趣ある蔵建物が立ち並ぶ通りを歩けば、日本の伝統と文化に触れることができるでしょう。
無料駐車場
駐車場を探しに大通りへ出ると、来街者用無料駐車場の文字。
蔵の街を観光・散策するのに嬉しい無料の栃木警察署跡地駐車場を発見!
今回の栃木市 蔵の街散策のスタート地点に決定。
100台は余裕で停められるくらいの、とても広い駐車場です。
こういった駐車場が無料で利用できるのは、ありがたい限り。
この駐車場では、イベントが行われている日もあるそう。
ノスタルジックな蔵の街並み
無料駐車場に駐車し、蔵の街大通りを北に向かって散策開始!
蔵の街と呼ばれるとあって、駐車場から出ると大通りには蔵造りの趣ある建物でいっぱいです。
見てるだけでも楽しい!
蔵といえば、倉庫をイメージしていました。
しかし蔵には、見世蔵・店蔵(みせぐら)と呼ばれる、商店建築様式の一つである建物も含まれるそう。
なので以下のような店舗も、蔵に含まれるようです。
今や目にすることも減った、理容室のサインポール。
色褪せて落ち着いた色合いで、サインポールも不思議と蔵の街とも調和しているよう。
古い漢字とクラシカルなデザインが如何にも、蔵の街っぽさを醸し出しています。
このような見世蔵が、数多く建ち並んでいます。
眺めながら歩いているだけで、なんだか心が安らぐような、穏やかな気持ちに。
深みのある木の外壁。
ゆっくりと時が流れている感覚。
トタンがいい味を出しています。
ミツワ通り
ノスタルジックな街並みを楽しみながら歩いていると、ミツワ通りなる通りを発見。
ミツワ通りの方に後ろ髪を引かれつつも、今回は時間の兼ね合いで蔵の街遊覧船で有名な巴波川(うずまがわ)方面を目指します。
次回はミツワ通りも必ず!
長く伸びた立派な木製の塀。
巴波川
近年では観光スポットとして、春夏秋冬さまざまなイベントの開催で人気のある栃木市ですが、江戸時代に巴波川を利用した舟運が盛んになったことで、商業都市として発展したそうです。
柳の木(写真右)が青々としていて綺麗。
巴波川沿いに佇む家。
川の流れを眺めながら黄昏たい。
撮影日の2023年9月2日には、うずま川行灯まつりの開催中で、川沿いにはたくさんの行灯が置かれていました。
夜には行灯に明かりが灯されるそうなので、幻想的な風景が楽しめそう。
来年こそはぜひお目にかかりたい!
川沿いを進むと、人懐っこい鳩を発見!
数メートルくらいだと、近づいても全然逃げる気配なし。
ポージングしているようだったので、撮影させてもらいました。
栃木市 蔵の街の青空に映える、涼やかになびく柳の葉。
穏やかに時の進む蔵の街。
遊覧船に乗りたかったのですが、のんびり散策しすぎてこの日は間に合わず…。
次回の楽しみにとっておきます。
横山郷土館
こちらの横山郷土館は、明治時代に銀行と問屋を営んでいた横山家の、両袖切妻造(りょうそできりづまづくり)という珍しい建物が見学できるそう。
こちらもまたの機会に。
栃木市立文学館
こちらの建物は、2022年に開館した栃木市立文学館。
モダンなコンクリート打ちっぱなしとレトロな建物が見事に調和。
こちらの旧栃木町役場庁舎は、栃木市指定文化財にもなっていそう。
栃木市立美術館
栃木市立美術館の外観デザインは、蔵をモチーフにしているそう。
先ほどまでは、如何にも蔵の街らしい建物を楽しみましたが、すぐ近くにはこういった趣の変わった建物もあるので、散歩しているだけで楽しい。
とちぎ山車会館
伝統と文化を伝える、とちぎ山車会館。
モダンな外観が美しい。
すでに数時間は散策しているので、日も暮れてきましたので、そろそろ帰路に。
レトロとモダンがうまく調和した、心安らぐ栃木市 蔵の街。
数時間の散策でしたが、この街に魅了される日となりました。
次回はもっとゆっくり散策したいと思います。
栃木市 蔵の街の基本情報
住所
- 栃木県栃木市倭町
- 栃木県栃木市万町
アクセス
- 栃木駅北口から徒歩で約15分
- 宇都宮駅から車で約40分
駐車場
- あり(栃木警察署跡地駐車場)