栃木のローカルメディア「47BASE」として当メディアを開設し、47BASE編集部(以下、編集部)が発足してから、一年ほどが経過しました。
今回はこれまでの取り組みを振り返りつつ、メディア開設から今後の方向性について、編集長 柄木田へのインタビューコンテンツとして作成しています。
編集部が把握していることも改めて質問していますので、取材やインタビュー記事などの掲載をご依頼を検討されている方は、ぜひ参考にご覧ください!
メディア開設から一年間の振り返り

編集部
メディアの開設と編集部の発足から、もう一年が経ちましたね。
今回は、改めてこれまでの振り返りをしようと思います!
今思うと、早い一年だったね。
アクセスも右肩上がりに伸びて、色々とお問い合わせいただくことも増えてきて、本当ありがたい限り。
これまではCuriverのホームページ(47BASEの運営元)からお仕事のご相談いただくことが多かったけど、47BASE経由でご相談いただくことも増えてきたね。

柄木田


編集部
本当ですね。
北は那須から南は野木まで栃木県内、色々と行きましたし。
47BASEで言えば、サービス業とか宿泊・ホテル業とか飲食店以外からのご依頼も出てきましたし!
そうだね。
連載や特集とか、栃木に関するコンテンツも充実してきたのもよかったね。

柄木田


編集部
うんうん。
それで今回は、振り返りのついでと言ってはなんなんですけど、これもインタビュー記事として掲載しようと思います!
あ。そうなの。了解です!
では、いつもご覧いただいている皆様、そしてご協力いただいている会社やお店の皆様、ありがとうございます。
インタビュー記事になるということなので、どうぞお付き合いください。

柄木田
きっかけは「栃木を知らないこと」


編集部
(株)Curiverのスタッフが中心となって運営している47BASEですが、改めて当メディアを始めたきっかけについて教えてください!
根底にあるのは自分を含めスタッフみんなが「思っていたよりも地元 栃木県について知らないことが多いんだな…。」と感じたことがきっかけだね。
栃木県外の方はもちろんだけど。

柄木田


編集部
確かにあちこち取材に行くと、新たな発見がたくさんありますよね。
ホームページ用の写真撮影とかで、クライアントのところに伺う時とかも。
栃木を知らないと感じた具体的なエピソードがあれば教えてください!
数年前、栃木県の認知度調査をテーマにしたテレビ番組を見てて。
その時にさ「日光は知っているけど、日光が栃木県にあると知らなかった。」と回答されている方がいて、すごく驚いて。

柄木田

編集部
栃木県民の私たちからすると「日光=栃木」って認識がありますよね。
同じシーンを見たら、私も驚くかもしれない…。
そうそう。
日光は有名な観光地だけど、自分的には「日光市=栃木県の日光市」なので、あくまでも日光は栃木県の一部であるという感覚なんだよね。
なので栃木県より日光市が先行する感覚はあまりないんだけど、「日光市→栃木県」って知る方も多いのかなって。
それでふと、自分はどうだろうな?って考えて。

柄木田


編集部
「どうだろうな?」っていうのは?
例えば、栃木県の近く茨城県の観光地であれば(国営)ひたち海浜公園とか袋田の滝、食べ物は納豆とかアンコウが有名だよね。
群馬県だったら富岡製糸場、草津温泉、伊香保温泉、食べ物はこんにゃくや水沢うどんみたいに。
でも佐賀県は?山口県は?みたいに離れた地域になると、自分もそうだけどスタッフの皆んなも結構、県外のことは知らないこと多いと思う。

柄木田

編集部
パッとは出てこないかもです…。
山口県は本州の最西端の中国地方で、佐賀県は九州地方ってことくらいしか。
有名な観光地はどこか?とか食べ物は?とかまでいくとなかなか…。
そうだよね。
だからテレビを見て「日光は知ってるけど栃木にあるのは知らない」って発言に驚いたけど、自分も他の地域のことは全然知らないんだなって改めて感じて。
そしてよくよく考えると、有名な観光地は那須や日光、名産は苺やかんぴょうくらいはわかるけど、それ以上の情報となると、そこまで栃木にも詳しくない。
そうすると、栃木のことも思ったより知らないんじゃないかな?って繋がっていって。

柄木田


編集部
お取引先の方々からお聞きすることでも、知らない栃木のことたくさんありますよね。
うんうん。
それでまずは、地元 栃木県のことをもっと知っておきたいなって。
それが始まりなんだけど、その時までは知らないこと自体を、意識していなかったんだなってのもあってね。

柄木田
テーマは「栃木県を知り、学び、伝える」

編集部
それが47BASEのきっかけとなったんですね。
知るだけであれば、本でもネットでもたくさん情報がありますしね。
そうなんだけど、単に本とかネットで調べて、自分の頭に情報を詰め込んでいくのって、暗記の勉強っぽくて、苦手というかあまり好きじゃなくて。
それで今もそうだけど仕事でウェブに関することをやってるから、個人的にも会社的にも、ウェブの知識とノウハウはあって。

柄木田

編集部
元々ホームページのデザインとかコンテンツ制作とか。
会社のCuriverの方で、ウェブのこと幅広くやってるわけですからね。

そうそう。
それでせっかく栃木のことやるなら、メディアとして運営していこうかなって。
食事も観光地も好きだし、仕事でもやってるけど写真撮るのも好きだし。
それでメディアとして運営したら、栃木の情報を知りたい人に見えてもらえるし。
PRとか販促用途で事業者の方にも使ってもらいやすいかなっていうのもあって。

柄木田

編集部
だから目的というか、メディア運営の軸は「栃木県を知り、学び、伝える」ってことをテーマに。
うん。
伝えるってことは、自分たちもできる限り正確に知ってないといけないから、当初自分が課題に感じていた”知る機会”を増やせるし。
事業の情報を47BASEに掲載して、ネットで広く伝えることで、事業者の方も集客や売り上げにつながったら嬉しいと思ったのもあるね。

柄木田


編集部
それで最近は依頼してくださった方々からも「掲載してもらってからテレビ取材の依頼が来たよー!」とか。
「PRしてもらったおかげで新しい取引先が決まったよ!」みたいな、嬉しいお声いただけるようになりましたからね。
うんうん。
例えばテレビ局からしても、47BASEを含め他のメディアで掲載の実績があった方が、取材しやすいのは明らかだし。
こちらとしても、メディア経由で売り上げにつながったって実感いただけたのは、やっぱり嬉しかったね。

柄木田
三方よしなメディアになれるように

それから元々、栃木で物を買ったり食べたりする買い手となる人、栃木県で事業する売り手の間で、伝わり切ってない情報があると思ってたんだ。

柄木田

編集部
飲食店であれば、素材とか製法のこだわりとか。
観光地であれば、ビュースポットとか施設案内とか。
そうそう。
そういう情報の伝達を、47BASEが少しでも担えたら、買い手にも売り手にも、それから栃木県にとってもほんの少しいいことになるのかなとかね。
すると「三方よし(近江商人の経営哲学)」じゃないけどさ。
自分たちも栃木について知って学べるし、見てくれた人も情報得られるし、掲載してくれた事業者の方にも役立てるかもしれないなって。

柄木田

編集部
確かに。
それで特に最近は「ホームページは持ってないけど、これからウェブで商品のこと露出したい」とか。
「メディアを活用して、もっとウェブで自社のこと広げたい」のようにお考えの方からも、ご相談いただけるようになっていきましたもんね。

そうそう。
色々なメディアがあるけど、47BASEでは自分たちの体験に基づいて、コンテンツ(記事・動画など)にすることを大切にしてて、そこに価値を感じていただいてる感じはあるよね。
単に商品とかサービスの情報、ロゴ・バナーを掲載するだけのメディアではなくて。

柄木田

編集部
特に最近は、単に会社のロゴとかバナーを掲載するだけの広告的な方法だと、効果が薄くなってる印象もありますしね。
反対に47BASEでは、現地に伺って実際に見たり食べたりしてから、コンテンツを作るって形ですからね。

そうそう。
「こんなに詳しく書いてくれたの!」とか「リアリティがあるから嬉しい!」とか仰ってくれたこともあったね。
あとはキュリバー(47BASEの運営元の会社)のお取引先に、栃木の会社が増えてきたのも、メディアを本格的に力入れ始めた理由の1つかな。

柄木田

編集部
以前までは東京とか大阪とか、どちらかというと栃木県よりも、都市部の会社からご依頼いただくことが多かったですよね。
うん。
それで地元の事業者の方との共通言語としても、「できるだけ栃木の情報を知ってるといいよね!」ってのもスタッフ間で話があったからね。
仕事に直結することだけじゃなくても、栃木県の観光スポットや美味しいご飯屋さんとかのことでも知ってると、お取引先との話す際のきっかけにもなるからね。

柄木田

栃木に根差した架け橋的なメディアに


編集部
お取引先とのことでいえば、「47BASEの記事見て〇〇(観光地)に行ってきました!」とか「掲載している〇〇(飲食店)美味しいですよね!」とか。
メディア関連のことで、お声がけしてくださるケースも増えましたよね。
そういったお声をいただけるようになって、嬉しいよね。
やっぱり自分たちの体験に基づくことをメディアで公開してよかったなって思ったし、これからはもっとたくさんの事業者の方に、使ってもらえるといいよね。

柄木田

編集部
そうですね。
そうしていく上で、今後の運営方針のようなものは何かありますか?
やっぱりベースにあるのは、自分たちが楽しんでやれるかどうかを大切にしたいなって思う。
これまで仕事柄もあって、色々なメディアを見てきたけど、細くでも長く運営していけるようにしたいから。

柄木田


編集部
結構な割合で運用がストップしてしまっているメディアも多いですからね…。
色々な事情があると思いますけど…。
うんうん。
その上で、コンテンツの作り手である自分たち、当メディアを見てくれる読者の方々、県内の事業者や行政の方々。
栃木県内外の各所を繋ぐメディアになれたらいいなって思う。
抽象的な言葉かもしれないけど、ご依頼いただいた事業者の方々にも、読者方にも喜んでもらえるようなコンテンツを増やしていけたらなって。

柄木田


編集部
うんうん。
地元栃木県に根差した架け橋的なメディアになれたらいいですよね。
そうだね。
情報発信したい時、47BASEが絡むと上手く伝わるとか。
あとは二次的にメディア掲載につながったとか、集客とか売り上げにつながったってお話もいただくけど、さらに増やしていきたいね。

柄木田


編集部
増やせるように頑張っていきましょう。
では一旦、インタビュー形式での振り返りは終了しようと思うので、最後にメッセージなどあれば教えてください!
栃木のローカルメディア、47BASEでは栃木県内の会社やお店、施設などの取材・インタビューコンテンツ作成を行っています。
県内であれば北は那須塩原、南は野木町までお伺いし、PRにつながる記事や動画の作成、ホームページ作成なども幅広く対応可能です。
また運営会社キュリバーでは、ブランディングやマーケティング、プロモーションなどのサービスもご提供していますので、お気軽にご相談ください!

柄木田
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